最近進みが悪くなってきました。ここが頑張りどころ!
<学習内容>
OSPFについて
○ルートの選択
OSPFでは、コストを基に最適なルートを選択する。コストは10の8乗÷帯域幅(bps)で求められる。ファストイーサネット及びギガビットイーサネットのインターフェイスでは、コストは1になる。コストが最短のルートが複数ある場合は、デフォルトで4つまでそのルートがルーティングテーブルに登録される。これにより、トラフィックを分散する機能を等コストロードバランシングという。コストを直接設定したり、帯域幅を変更したりすることで、最適なルートを変更することができる。
○OSPFでの考慮事項
マルチアクセスではないネットワークでは、DRとBDRを選出しない。また、マルチキャスト通信が行えないネットワークでは、Helloパケットでネイバーを自動検出できないため、手動でネイバーを指定する必要がある。
・パッシブインターフェイス
対PCに対してなど、Helloパケットを送信する必要のない場合には、OSPFを有効にしつつHelloパケットを送信しないようにすることができ、パッシブインターフェイスという。
・MTU
1回の通信で送信できるパケットの最大サイズ。ネイバー同士のMTUのサイズが異なると完全な隣接関係を築けないため、対向のルータとMTUのサイズを合わせるか、MTUの不一致を検出する機能を無効にする。
○マルチエリアOSPF
複数のエリアを作成して、個々のルータのLSAをエリア内にのみ帆人し、エリア間ではルート情報を伝えるLSAをやりとりすることで、トラフィック量を減らし、メモリやCPUへの負荷を軽減する。
・エリアを作成するときの注意点
エリア番号0の、バックボーンエリアを作成する。
他のエリアを、バックボーンエリアに接続するように作成する。
ルータをエリアの境界に配置する。
○パケットトレーサ
・ダイナミックルーティング
各ルータへのOSPFの設定と接続テスト
router ospf
network
ワイルドカードマスクの設定